ドラマを起点にタイの食事を調査!

タイのGLドラマを見ていると、登場人物が美味しそうな料理を食べるシーンが多く登場します。特に人気のドラマでは、屋台グルメやタイならではの家庭料理、さらには洗練された高級レストランのメニューまで幅広く描かれています。本記事では、タイのGLドラマに登場する食事シーンをきっかけに、タイの食文化を深掘りしていきます!

ドラマに登場する印象的な食事シーン

家庭料理

いわゆる家庭料理が出てきたシーンですね。見たことがあるような無いようなメニューでしたが、Pam家の食卓は祖母の料理っぽさを感じました笑笑。祖母の料理は国境を越えて万国共通のものに収束するのでしょうか。

「GAP The Series」1話モン家の食卓

何か炒め物と揚げ物が見えます。

「Us The Series」Pam家の食卓

スープと卵炒めと…

全体的にヘルシーな感じ

全員でテーブルを囲んで夕食

レストランと調味料

エビにドバドバに唐辛子を掛けるサムが一番印象に残っています笑。

あの4つの器が集まった卓上調味料は何がそろってるんだろう?というのと、やっぱり海鮮おいしそうだったな~。

「GAP The Series」の唐辛子レストラン

これですね。唐辛子粉山盛り。

他の調味料はなんなんだろう??と思ってました

「GAP The Series」アユタヤ海鮮レストラン

何かとエビばかり話題に上がってましたがカニやスープ料理もおいしそうでした。

豊富なフルーツ

フルーツが豊富な国だからか、フルーツを食べたりお土産に持って行ったりするシーンが多く、印象的でした。特にスイカをまるごと半分に切ってスプーンですくって食べるのは新鮮な食べ方ですよね。日本では三角切りにしてかじる事が多いので。

作戦会議シーンでもつまむお菓子がドライフルーツなのは、ドライフルーツが身近だからかなあ。ドライフルーツおいしいですよね。私は台湾旅行中に白桃のドライフルーツ食べて感動しドライフルーツ好きになりました。タイのもおいしいんだろうなあ。

「The Loyal Pin」でPin自らカービングしてるのもすごいですよね。あの時代では女性のたしなみだったのかもしれません。

「The Loyal Pin」のカットフルーツ

Pinがカットして…

完成!

ちなみに食べようとしてるのはAnil

「Us The Series」スイカ輪切りシーン

スイカ自体も日本のよりちょっと小さい?

二人で半分食べきれるサイズなのもあるのかな。

「GAP The Series」お菓子をつまみながら作戦会議シーン

食べているのはドライフルーツ。

妊婦だからかヘルシーですね。

スポンサーだから?

これはスポンサー商品を出してるんだろうなあと思いつつ、実際はどこのメーカーが人気商品なのか気になったので調査してみようと思い挙げてみました。

「Us The Series」のカップ麺・各種駄菓子

タイの人気ブランドMAMA麺です

タイでの日常の食生活

日本と比べて、タイでは外食の機会が圧倒的に多いのが特徴です。特に首都バンコクをはじめとする都市部では、朝早くから夜遅くまで数多くの屋台が並び、タイ国民の食生活を支えています。

家庭で食事をする場合でも、おかずだけは屋台で買って済ませることが一般的で、外食文化が生活に深く根付いていることがうかがえます。

家庭料理

Pam宅は全部自炊っぽかったですね。

こっちは屋台で食べてるやつ。

とりの炭火焼き「ガイヤーン」かピーナッツの入ったカレーの「ゲーン・マッサマン」でしょうか。

ちなみに主食は日本と同じくお米です。インディカ米(タイ米ともいう)が主流で日本のお米よりねばり気が少ないのが特徴。作中で登場するのは「GAP the series」のモン宅くらいですが。

海鮮と調味料

海鮮料理

タイの海鮮料理は特に南部に特徴的です。バンコクやアユタヤなどは海の近くで貿易が盛んに行われ、海産物が豊富に取り入れられてきました。特にエビやカニなどの海鮮料理は、タイ料理に欠かせない重要な存在です。

プリプリのエビと旨味の凝縮したスープがおいしいトムヤムクンはタイを代表する料理。

お菓子やラーメンのフレーバーでも人気です。

タイ南部では、海が近いため、魚介類が豊富に手に入り、これを活かした料理が多く登場します。カニやエビは特に重要な食材であり、川よりも海のものが使われます。トムヤムクンの他にもエビの炒め物やグリルエビなども多く、タイ独特の香辛料やハーブと一緒に調理されることで、より深い味わいが楽しめます。

アユタヤの「グランド チャオプラヤー」

グリルエビをはじめとした海鮮がめちゃくちゃおいしそう

クルワンプルーンとナッツ

タイの食文化を象徴するのが「クルワンプルーン」と呼ばれる4種類の卓上調味料セット。タイのレストランでは、ほぼ必ずこの4種類が銀色のケースやトレーに入れられ、自由に使えるようになっています。

左から

  • ナンプラー(魚醤)
  • ナムソム(唐辛子入りのお酢)
  • プリックボン(粉唐辛子)
  • ナムターン(砂糖)

ここでもよ~くみるとこの4種類揃っています。

  • ナンプラー(魚醤)は塩味を加える役割
  • プリックボン(粉唐辛子)は辛味を強調。これだね、ドバドバかけてたやつ笑。
  • ナムターン(砂糖)は甘みを足して辛さを和らげる効果
  • ナムソム唐辛子入りのお酢)は酸味とコクをプラス

これらの調味料を使うことで、自分好みの味に仕上げて料理を楽しむのがタイのスタイル。特に麺料理は薄味で提供されることが多く、食べる人自身が味を調整するのが一般的です。もちろん、ガパオご飯や炒め物に加えるのもおすすめ。

また、タイ料理では日本料理の「ゴマ」の要領でナッツを散りばめることがよくあります。

こちらはパッタイ。

仕上げにピーナッツを散らし、風味と食感を引き立てます。

他にも、ソムタム(青パパイヤのサラダ)や ヤムウンセン(春雨サラダ)にピーナッツをトッピングしたり、 ガイパッメッマムアンといった鶏肉とカシューナッツの炒め物の料理もあります。

鍋料理「ムガータ」

ムガータとはしゃぶしゃぶと焼き肉が融合した料理です。大抵は食べ放題で、肉や海鮮、野菜をビュッフェ形式で食べられます。「GAP the series」で給料日に社員達がモンを誘って行こうとしていたのがこのタイプのお店と思われます!

独特の形をした鍋を使用します。

内側のドーム型の部分で、肉やシーフードなどをじっくりと焼き、外側のくぼみ部分で、野菜や豆腐、練り物などをスープでぐつぐつと煮込みます。

内側のドーム型の部分で焼かれた肉汁やシーフードの旨味が、鍋部分にこぼれ落ちることで旨味を残さず楽しめます。

火鍋と同じで、タレを自分で調合できるのも魅力。刻みニンニク、ライム、パクチー、唐辛子などを好みに合わせて加減できます。

フルーツ

タイは一年中フルーツが豊富に取れる国で、特に暑い時期にはパパイヤやグアバ、スイカ、パイナップル、バナナなどを使ったジュースが多く出回ります。

カオニャオ・マムアン

特に甘く炊いた米とマンゴーを盛り付けたデザートで、観光客にも人気

また、長く王朝が続いているタイならではの宮廷料理は非常に有名で、繊細な味や芸術的な盛り付けが特徴です。さらに、野菜やフルーツを彫刻する「カービング」の技術も素晴らしく、その美しさには目を見張るものがあります。

フルーツのカービング。

「The Loyal Pin」でPinが作っていましたね。

ちなみに食べ物に直接かぶりつくのはマナー違反で、スプーンなどでひと口大に切り分けてから口に運ぶのが正しい食事のマナー。「Us the series」の7話でスイカを半分に切ってスプーンで食べているシーンも、このタイの食事マナーに基づいていると思われます。

まとめ

いかがでしょうか?

今回はこのサイトで紹介したGLドラマで気になった料理と、実際のタイの食文化を比較してみました!

次回の記事では「Us the series」に着想を得たコンビニの人気商品や「GAP the series」に登場したような寿司などの日本料理は実際バンコクで食べられているのか?を調査していきますのでお楽しみに!